「Ichinomiya Isumi Pro Junior Surfing Governor's Cup」

 7/1(土)〜2(日)、 Pro Junior 第一戦「Ichinomiya Isumi Pro Junior Surfing Governor's Cup」は千葉県一宮町、釣ヶ先(志田下)ポイントで開催。今年も熱い戦いの火蓋が切られた。ジュニアの大会は3戦行われ、9月に千葉南房総、10月に三重伊勢志摩で開催される。

 昨年から18歳以下となったジュニアシリーズ。リージョナルもWSL JAPANからASIAに拡大。日本だけでなく、他のアジア地域も参加することになった今大会。ただ、インドネシアのバリからも参加者はあったものの、日本人選手が多いエントリーとなった。

 3戦の結果で、WJCのASIA代表権を獲得できる。男子はランキング上位4名、女子は2名。今年も3戦となったことで、全ての結果が加算されることになる。今のところ、ASIAでは日本のみでプロジュニアの大会を開催。このままならば、代表は日本人選手中心となるだろう。

 さて、大会の波は潮で多少サイズが変わるものの、ヒザモモ〜コシ。梅雨の合い間でもあり、天気もコロコロ変わる。全般的にはサイズは物足りなかったものの、それでもジュニア選手は、どんな波でも大きなアクションで会場を盛り上げてくれた。

 まずは男子の決勝。都筑百斗 vs 小笠原由織。昨年、惜しくも代表を落とした百斗。その悔しさから今大会では、勝つために仕掛けた。相手を揺さぶる作戦。マンオンマンでのプライオリティールール。つまり、駆け引きの世界。これも成長の証だ。優勝おめでとう!小笠原由織。JPSAで公認プロ資格を獲得。帰国後、WSLグロムの大会で優勝と確実に実績を上げている。3位は森友ニ、鈴木仁。森は今年、世界を転戦しながら、自分のサーフィンを築き上げている。負けも肥やしに!鈴木もハワイの成果で自分のスタイルを追求中。伸び代無限大だ。

 続いて女子。決勝は松田詩野と都筑有夢路。有夢路は今年に入ってレールサーフィンを心掛けたことで、スピードあるサーフィンができるようになった。試合はそのスピードでフルスロットル。有夢路が先攻逃げ切りで、今大会は嬉しい初優勝。兄の百斗と共に優勝という快挙を達成した。おめでとう!女子の選手層が広がったことで、レベルも大きく上がっている。3位の川合美乃里、脇田紗良に5位の渡辺愛、中塩佳那、西元ジュリ、野中美波ら。男子も西優司、安室丈だけでなく、今回の5位には萩田泰智、上山キアヌ久里朱、古川海夕、軽部太氣とフレッシュな顔ぶれ。

 この世代は成長期ということもあり、短期間で大きくスキルが上がる。そして、昨年と大きく違うのは、オリンピックという身近な目標ができたことで、選手の意識が高くなったことが言えるだろう。また、一強ではなく、ライバルがたくさん増えたこと。「自分もできるんだ!」という強い気持ち。これが、今の日本ジュニア選手をよりパワーアップさせている。

 今年のツアーはますます面白くなります!ぜひ会場に!これからも応援よろしくお願いします!

大会結果フォト

都筑百斗
小笠原由織
森友ニ
鈴木仁
優勝:都筑百斗
都筑有夢路
松田詩野
川合美乃里
脇田紗良
優勝:都筑有夢路

大会結果はこちら。

WSL ASIA / Pro Jr「Ichinomiya Isumi Pro Junior Surfing Governor's Cup/千葉県知事杯」

期間:7/1(土)〜2(日)
場所:千葉県一宮町 釣ヶ先(志田下)ポイント

Pro Junior Men's(U-18)
優勝:都筑百斗
2位:小笠原由織
3位:森友ニ、鈴木仁
Pro Junior Women's(U-18)
優勝:都筑有夢路
2位:松田詩野
3位:川合美乃里、脇田紗良

千葉県知事杯
男子:都筑百斗
女子:都筑有夢路

大会詳細はこちら。

※ ASP ASIA

HP:
http://www.worldsurfleague.jp/2017/isumi/index.php

動画:
http://www.worldsurfleague.jp/2017/isumi/videos-jp/

ヒート表:
http://www.worldsurfleague.jp/2017/isumi/results-jp.php

大会記事 / Surfmedia:

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