






4月27日、28日の日程で静岡県は伊豆の多々戸海岸にて「IZU Tatado Super Kids Challenge」が開催された。ジュニアの予備軍である今大会は、昨年にも増してキッズが増え、カテゴリーは男子CADET (U-16)、GROM (U-12)に加え、今年から女子のCADET GIRLS(U-16)が新設された。大会期間中の波。初日は胸?肩のグッドコンディションで、大人顔負けのエキサイティングな演技を披露してくれた。しかし、最終日はサイズダウン。潮によりセット間も長く、この日は我慢のサーフィンと戦略を試されるヒート展開となった。
男子CADET (U-16)。結果は浜瀬海が先攻逃げ切りの作戦で嬉しいASP初優勝。コンディション悪化を見据えての作戦は見事的中した。2位は村上蓮。プロサーファー村上舜の実弟。舜と同じくポテンシャルが高い蓮だったが、ファイナルでは海と波を取り合うのを嫌い波数が多い左のポイントに移動するも、パワーの無い波では点が伸びず準優勝という結果となった。3位は西三兄弟の次男 慶次郎、三男 優司の兄弟。ASP JAPANでは常勝組であるものの、今回は攻めが単調となったことが敗因となった。
続いてCADET GIRLS(U-16)。女子の底上げを狙ったクラスの増設で作られたカテゴリー。今回は初戦ということもあり、千葉から宮坂姉妹の2人が参加。最終日は波が小さく厳しい状況であったものの、初のマンオンマンを三回も経験することができた。将来を考えれば実戦でやることが一番。この機会を作ったASP JAPANには本当に感謝。なので、これからジュニア女子選手の参加を大いに望む。優勝は姉の莉乙子がプロサーファーの意地を見せ優勝。麻衣子が準優勝という結果。
男子GROM (U-12)。昨年まで抜群の強さを見せていた西優司がグロムを卒業。こちらは数年前に比べ参加人数が大幅に増加。大会を多く経験して来たこともあり、キッズの個性も豊かで面白い戦いとなった。結果は昨年から比べて積極的になった小笠原由織がASP初優勝。2位はこちらも昨年から演技のメリハリを覚えた安室丈。3位はインターフェアが響いた石井乃亜、4位 島田碧人となった。とにかくこのクラスは伸び盛り。更なる成長を望むなら、今は結果なんか気にせず、思いっきり楽しんでサーフィンをして欲しいと思う。
大会結果はこちら。
ASP JAPAN「IZU Tatado Super Kids Challenge」
Cadet:
優勝 浜瀬海
2位 村上蓮
3位 西慶次郎、西優司
Cadet Girls:
優勝 宮坂莉乙子
2位 宮坂麻衣子
Grom:
優勝 小笠原由織
2位 安室丈
3位 石井乃亜
4位 島田碧人
大会詳細はこちら。
ASP JAPAN HP:
http://www.aspjapantour.com/webcast/2013/izu/
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