「WSL / SAMBAZON World Junior Championships Hosted by Best Western」
都築虹帆(JPN) / Photo:Kenny Morris

WSLの2023年度のジュニア世界一を決める「SAMBAZON World Junior Championships Hosted by Best Western」はアメリカはカリフォルニアのサンディエゴ、オーシャンサイドで2024年1月9日から14日の日程で開催された。

ここに集まったのは世界の7リージョナルから勝ち上がった男女各2名。インターナショナルから推薦されたワイルドカードそれぞれ10名を加え、男女とも合計24名が、栄光のジュニアチャンピオンを目指す。

今年度のアジアリージョナルでは、日本で2大会(千葉、徳之島)、インドネシア(クルイ、二アス)で2大会が行われ、ベスト2リザルトでランキング上位2名が代表入り。その結果、男子が矢作紋乃丞、長沢佑磨。女子は中塩佳那、川瀬心那というフレッシュなメンバー。

そして、男女各10名のWSLインターナショナルのワイルドカードでは、男子が岩見天獅。女子は都築虹帆が今年度も選出され、これでアジア代表は男子3名、女子3名のすべてが日本人選手で占める形となった。

会場はアメリカのカリフォルニア、サンディエゴのオーシャンサイド。昨年のWJCが行われたシーサイドリーフから北に少し上がったポイント。波は平均的に2-3-4ftというサイズ。その大会結果はというとWJC初挑戦の中塩佳那、川瀬心那、長沢佑磨はR-2(敗者復活戦)にまわり、残念ながらここで敗退。今大会は17位で終了となった。

WJCが2回目となる矢作紋乃丞、岩見天獅、都築虹帆はラウンドオブ16となるR-3で敗退。今大会は9位という成績。前回が17位だったことを考えると一歩前進となったが、試合では積極的に攻めていただけに悔しい結果となった。

ジャッジの基準はパワー、スピード、フローに加え、今回もどれだけ際どいところで演技ができているかを見ていた。試合の波の状況で決まるジャッジの評価基準を一早く読み解くことも、試合で勝ち上がるためには大事な戦略となる。

日本人選手はスキルを上げると同時に、メンタル、フィジカルはもちろんのこと、適応力を上げること。そのためにはいろんな波の経験値を高め、負けた試合で体験したシチュエーションも忘れずに、次の試合に活かすことが重要だ。

ただ、昔は経験値を上げるために世界どこでもQSにエントリーできたし、ポイントももらえた。現在でもエントリーは可能だが、ポイントは所属するリージョナルでしか稼げない。アジア地域(もしくは、ダブルサンクションでオーストラリア)限定で戦うことがメインとなる。

大会のある場所が限定となることと、強い相手と戦うチャンスが少なくなっていることが、経験不足につながっている要因の一つかもしれない。やはり、実戦で実践することが成長できる一番の近道ならば、この経験を増やすための策を早急に考える必要があるだろう。

世代交代に入っている日本のジュニア選手。スキルが上がっていることは間違いない。しかし、世界の実力は上がり、さらに加速している。アジアリージョナルを見ても、インドネシアを筆頭にフィリピン、韓国なども国を挙げて育成を始めている。

日本もこれからは個人ではなく組織でジュニアの育成をすることが、最重要の課題となった。これからは協会ごとの試合の枠を取り払い、ジュニア選手全体を見ることができるシステムを作ることが急務だろう。

最後に。これまでの選手へのフォロー、サポート本当にありがとうございました!

これからも引き続き選手の応援をよろしくお願いします!

「WSL / SAMBAZON World Junior Championships Hosted by Best Western」

期間:2024.1/9-14
会場:アメリカ カリフォルニア サンディエゴ / オーシャンサイド

・Men's

優勝:Jett Schilling(USA)
2位:Jackson Bunch(HAW)
3位:Levi Slawson(USA)、Leo Casal(BRA)

9位:岩見天獅(JPN)、矢作紋乃丞(JPN)
17位:長沢佑磨(JPN)

・Women's

優勝:Sierra Kerr(AUS)
2位:Zoe Benedetto(USA)
3位:Sol Aguirre(PER)、Talia Swindal(USA)

9位:都築虹帆(JPN)
17位:中塩佳那(JPN)、川瀬心那(JPN)

※大会 HP

https://www.worldsurfleague.com/events/2022/jun/100/sambazon-world-junior-championships-hosted-by-best-western/main

・Men's Results

https://www.worldsurfleague.com/events/2022/jun/100/sambazon-world-junior-championships-hosted-by-best-western/results

・Women's Results

https://www.worldsurfleague.com/events/2022/jun/100/sambazon-world-junior-championships-hosted-by-best-western/results?statEventId=4401

・大会フォト

SAN DIEGO, CALIFORNIA - JANUARY 10: Nanaho Tsuzuki of Japan surfs in Heat 5 of the Elimination Round at the 2023 Sambazon World Junior Championships on January 10, 2024 at San Diego, California. (Photo by Kenny Morris/World Surf League)
SAN DIEGO, CALIFORNIA - JANUARY 12: Nanaho Tsuzuki of Japan surfs in Heat 6 of the Round of 16 at the 2023 Sambazon World Junior Championships on January 12, 2024 at San Diego, California. (Photo by Kenny Morris/World Surf League)
SAN DIEGO, CALIFORNIA - JANUARY 11: Stormy conditions to start the day for the Round of 16 at the 2023 Sambazon World Junior Championships on January 11, 2024 at San Diego, California. (Photo by Kenny Morris/World Surf League)

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