
2023年度 WSLアジアリージョナルジュニアツアーの第4戦「TOKUNOSHIMA TOWN PRO JUNIOR」が鹿児島県徳之島の花徳浜ポイントで開催された。これが今期のツアー最終戦となり、WJC(ワールドジュニアチャンピオンシップ)へのアジア代表が決まる。
今年はこの全4戦の結果で、上位2戦のベストリザルトのポイントでランキングを作成。そして、男女とも上位2名が代表となる仕組みだ。男子女子ともランキング1位の矢作紋乃丞、中塩佳那は2戦優勝ということで、この試合をスキップ。また、昨年のWJCアジア代表の岩見天獅、松岡亜音、都築虹帆はCS(チャレンジャーシリーズ)参戦中ということで、この試合には出れず。
ただ、WSLインターナショナルは CS(チャレンジャーシリーズ)出場のためなど、ジュニアツアーに参加できなかった選手の救済を含め、ワイルドカードを男女各10枚を用意している。昨年は脇田紗良がこの枠で参加できたので、インターからの発表を待ちたい。
さて、世界自然遺産を有する徳之島。その会場となる花徳浜は美しい砂浜が1kmほど続く島内でも有名なサーフポイント。大会期間内には台風15号のウネリも届き、素晴らしいコンディションとなった。最終日には大潮の影響もあり、オーバーヘッドの波が入るややハードな状況ながら、選手はそれぞれの持ち味を出して会場を沸かした。
代表枠は2名ということで、その2位争いは熾烈な戦い。女子は川瀬心那と馬庭彩のみにチャンスがあったが、準決勝で落ち着いた演技を見せた川瀬がまずはラウンドアップ。馬庭は自分のサーフィンが出せず、ここで敗退。その結果、川瀬が2位を確定して代表枠をゲット。
男子は10名にチャンスがあっものの、最終日まで残ったのは、I Made Ariyana(IDN)、和氣匠太朗、長沢侑磨、山本來夢の4人。和氣、山本は優勝が必須。しかし、決勝に駒を進めたのは、I Made Ariyana(IDN)と長沢侑磨。勝利した方が代表となる展開に。
結果はこの徳之島に早くから入り、調整していた長沢が勝利。波を読む目もあるが、そのバリエーションある演技とパワーサーフィンがハマった。I Made Ariyana(IDN)はセミまでの勢いが無く、プレッシャーからなのか、リズムが合わず2位で代表入りを逃した。
これで最終ランキングの上位2名は、男子が1位 矢作紋乃丞、2位 長沢侑磨。女子は1位 中塩佳那、2位 川瀬心那隣。以上4名が WJCアジア代表に内定した。2023年度のWJC世界大会は、来年の1月アメリカはカリフォルニアで開催予定となっている。
このWJC大会で優勝すれば、2024年度のCS(チャレンジャーシリーズ)へ参加できるシード権も獲得できる。ジュニア世界チャンピオンとして、次のCTへ向けた戦いも始まる。引き続き応援よろしくお願いします!
WSL「TOKUNOSHIMA TOWN PRO JUNIOR」
期間:2023年10月12日(木)~14日(金)
会場:鹿児島県徳之島 花徳浜ポイント





優勝:長沢侑磨
2位:I Made Ariyana(IDN)
3位:和氣匠太朗、山本來夢





優勝:池田美来
2位:川瀬心那
3位:鈴木莉珠、馬庭彩
「TOKUNOSHIMA TOWN KIDS CHALLENGE」

優勝:岡野漣
2位:宮原蕾斗
3位:国重波音
4位:宇野雅晴

優勝:池田美来
2位:山田佳那
WSL アジアリージョナル代表
Men's
1.矢作紋乃丞 2,000 pts
2.長沢侑磨 1,800 pts
Women's
1.中塩佳那 2,000 pts
2.川瀬心那 1,800 pts
男子ジュニア アジアランキング
https://www.worldsurfleague.com/athletes/tour/mjun?regionId=6&year=2023
女子ジュニア アジアランキング
https://www.worldsurfleague.com/athletes/tour/wjun?regionId=6&year=2023
大会HPはこちら。
https://www.tokunoshimatownpro.com/
WSL HPはこちら。
https://www.worldsurfleague.com/events/2023/jun/184/tokunoshima-town-pro-junior/main
大会記事の続きは下記から(SurfMedia様にて掲載)。
2024年度 WSL アジアリージョナル ジュニアツアー最新情報。
下記は次年度の大会スケジュールとなります。
11/29-12/3 Manokwari Pro Junior:インドネシア 西パプア
12/7-10 Hyuga Pro Junior:日本 日向