
未だ世界を取り巻くコロナ禍。それでも、昨年は一年延期となった「東京オリンピック」が開催され、五十嵐カノアが銀メダル、都筑有夢路が銅メダルを獲得し、世間に「サーフィン」を大きくアピールすることができました。
また、ワールドサーフリーグ(WSL)はCTツアーを再開、QSも各国で行われました。日本では日本プロサーフィン連盟(JPSA)がショートボード4戦、ロングボード5戦のツアー戦を開催。日本サーフィン連盟 (NSA)も全日本、級別、ジュニア、マスター等の大会を行うことができました。
ただ、各国のコロナ感染状況により世界を転戦するにはハードルが高く、WSLはチャレンジャーシリーズは行ったものの、ワールドジュニアチャンピオンシップ(WJC)は9月にキャンセルと発表。これで2年連続中止に追い込まれる事態となりました。
しかし、今年度は国際サーフィン連盟(ISA)、WSL、JPSA、NSAとも年間スケジュールを発表し、感染対策を行いながらの大会遂行を目標に掲げています。WSLのWJCは場所は未定ながら、12月に開催予定となっています。
また、WSLはコロナ禍で2年間も試合ができなかった選手のために、ジュニアの年齢制限を18歳から20歳に引き上げました。これによりWJC出場経験者の脇田紗良、松田詩野、村田嵐らが戻ってきます。これに加え、成長著しい松岡亜音や岩見天獅、都築虹帆、中塩佳那、池田美来らも力をつけ、世界と十分に戦える選手が育っています。
そのWJC予選となる大会「Asia Open Pro Junior」が、3月21日から千葉県一宮 釣ヶ先海岸(志田下)で開催となりました。ただ、現時点で予選はこの1戦のみとなっております。選手のことを考えれば、経験を積むためにも予選は複数回を行いたいところです。
JJPとしましては選手育成に加え、今年度はジュニアの大会開催を目標の一つに掲げます。協会、関係各所と連携を取り、少しでも多くの試合が開催できるように活動したいと思っております。是非とも皆様のお力をお借りしたくお願い申し上げるとともに、引き続き、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。