
8月4から5日 千葉の釣ヶ崎海岸(志田下ポイント)にて「OAKLEY PRO JUNIOR」が開催された。
今大会はグレード1にて、PRO JUNIOR(U-20)、PRO JUNIOR GIRLS (U-20)、CADET (U-16)の3カテゴリー。
波は腹胸からスタート。最終日は頭というサイズで選手達は素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれた。
前回の湘南大会の終了後のランキングでは、PRO JUNIOR(U-20)は新井洋人がリード。その新井洋人は「US Open Junior Pro」に出場の為、今大会はスキップ。
その新井を追って大橋海人、加藤嵐、金尾玲生、仲村拓久未、田中海周と続く。PRO JUNIOR GIRLS (U-20)は大村奈央が2戦連勝でトップを走るも、今大会をスキップ。続くのは、野呂玲花、高橋みなと、北澤麗奈、水野亜彩子、武知実波、須田那月とやはり僅差で続く。カレントリーダー不在の中、どこまでポイントを積み上げられるか。
下位の選手はやはり取りこぼしができない大会となった。



PRO JUNIOR(U-20)。結果は加藤嵐が2連覇を達成。前大会の田原での惨敗を反省し、サーフィンを修正。
地元の利を活かしながらも、レールワークに重点を置き見事優勝、おめでとう!ただ、まだ迷いも見られる時もあり。このまま練習を重ね、ぜひ精進して欲しい。2位は大橋海人。
志田は苦手と言いながらも、一人ポジションを変えレフトの波でアピール。ゴーオンザマイウェイ。今は伸び伸びやって欲しい。3位はジュニアでも十分戦える実力をつけた仲村拓久未。
ただ、まだ良い時と悪い時の差が激しい。メリハリをつけることも必要。4位は背も伸び、ここのところ著しく成長している安井拓海。マニューバー、エアーとオールラウンドにこなすものの、フローがまだできていない。止まっちゃダメです。


PRO JUNIOR GIRLS (U-20)。女子は野呂玲花が優勝。
今大会でさらに差をつけたいという強い気持ちの勝利。ただ、もっと攻めて欲しい。世界を狙うなら必要です。
惜しくも僅差で2位の高橋みなと。こちらは2連覇ならず、残念。
3位 武知実波、4位 北澤麗奈と続くが、今大会で感じたのは、女子のサーフィンがまだ自分でコントロールできていないこと。ボトムターンはするものの、トップでは板を振るリップ。波に合わせて降りている。これでは世界では戦えない。もっと練習あるのみです。


CADET (U-16)。ジュニアではインターフェアで勝ちを逃すも、このカテゴリーではきっちり決めて安井拓海が優勝。地力がついて今乗っている選手の一人。ただ、まだバタバタ感は否めない。エアーも降りて廻ったり、高さがまだ足らない。無理にやることないから、今はしっかりターン、スピードつけてリッピング。そして技のつなぎを意識してやって欲しい。
続いて2位 佐藤魁、3位 松下諒大、4位仲村拓久未。まだ足りないとこがあるから、この結果なのです。全員に言えること。
このCADET (U-16)は、まだサーフィンをまとめる必要はありません。勝ちたい気持ちはわかるけど、もっと基本的なことをやるべき。この世代は試合も練習。今は勝ち負けよりも試合でどこまで自分を出せるか、そこにこだわって欲しい。
次戦は8/17 から四国 生見で「QUIKSILVER PRO JUNIOR IKUMI OPEN」「ROXY Girls Ikumi Open」「QUIKSILVER King of the Grommets Ikumi Open」が開催される。お楽しみに!
今大会結果はこちら。
● Pro Junior
優勝 加藤嵐。2位 大橋海人、3位 仲村拓久未、4位 安井拓海。
● Pro Junior Girls
優勝 野呂玲花。2位 高橋みなと、3位 武知実波、4位 北澤麗奈。
● Cadet
優勝は安井拓海。2位 佐藤魁、3位 松下諒大、4位仲村拓久未。
この大会の詳細はこちら。
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