2021年度のご挨拶

一昨年の2019年は都筑有夢路が初の世界ジュニアチャンピオンとして誕生。日本サーフィン界に新しい一歩を記しました。そして、翌年はオリンピックイヤーとなり、さらに期待がかかった2020年。新型コロナウィルス感染症の拡大により世界の活動が止まりました。

コロナ禍は続き、そのオリンピックは1年延期が決定。サーフィン界でも世界組織のWSL、ISAに加え、国内ではJPSA、NSAも大会を全てキャンセル。STAY HOMEが叫ばれ、生活様式も一変する世の中となりました。

スポーツ全般が安全に開催されるまでには時間を必要としました。政府もイベントについては段階的に規制を解除する指針を出したものの、サーフィンにおいては地域の状況に大きく左右され、簡単に大会を開催することはできませんでした。

そんな中、昨年の10月にJPSA、11月にNSAが安全対策を行いながらの大会を復活開催。選手にとっては大きな励みになりました。ここで運営に携わった協会、スポンサー、関係各所に改めて御礼を申し上げたいと思います。

そして、2021年。新型コロナウィルス感染症においては、未だ先行きは不透明な状況が続いております。しかし、各協会も安全対策を徹底しながらの大会開催を計画。JPSAでは年間11戦を開催予定。NSAも全日本、級別など開催すると発表がありました。

WSLもCT(チャンピオンツアー)が再開され、QSも各国内の限定ながらスタートしております。また、日本ではWSLのジュニアツアーが5戦ほど予定されています。ジュニア世界一を決めるWJCも12月に台湾で開催予定と年間スケジュールに記載されています。

昨年の世界戦が無くなったことで試合をすることなく、女子では脇田紗良、松田詩野、男子は村田嵐らがジュニア最終年となり卒業となりました。これで日本は男子、女子とも世代交代となり、新たなスタートとなります。

JJPとしましては、このコロナ禍での時間を無駄にせず、この期間は力を蓄える時間として、より選手育成に力を入れたいと考えております。各協会と情報交換を行い、大会復帰に向けて、選手の個々の状況に寄り添うために、コーチの増員も行う予定であります。

そして、コロナ禍だからこその安全対策と、選手が不安なく試合に集中できる環境作りを行いたいと思います。サポートいただいたメーカー、団体、個人の皆々様には、厚く御礼申し上げるとともに、今年度も引き続き、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

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